事業承継とは会社の経営を後継者に継がせることです。
事業承継には大きく3つのパターンがあります。
1つは親族に経営を継がせる親族承継。2つ目は従業員やあるいは会社外のものに会社を継ぐ第三者承継。会社を売ることによって会社を継ぐM&Aです。
どの形の事業承継でもデメリット・メリットがあるためどの形を選択するのかがまず重要になります。
そしてどの形のあってもトラブルが起きることは多いにあります。
ずっと後継者に息子など親族を考えていたが息子が難色を示したため後継者が見つからない。後継者として従業員を考えていたが従業員に株式を買い取れるほどの資金がない、または金融機関の個人保証が受けられない。第三者に承継すると相続を巡って家族が分裂する。など事業承継には事前の準備が非常に重要になってきます。
中小企業庁も事業承継には最低でも3〜5年の時間が必要であるとしています。
自分の会社にとってどういう事業承継であればいいのか、それにはどれくらいかかるのか、何が必要なのか。こういったことを早めに決定しないと、最悪の場合現経営者が会社の今後について決定しないまま病気になり誰も決められなくなり廃業となってしまいます。事業承継は早めの準備を心がけ、早い段階から専門家に相談するのが一番です。