創作活動を行うという性質上、クリエイターには派遣、フリーランス、正社員など様々な労働形態があり、その労働形態違いによって、契約期間や、報酬の方法、稼働時間などに違いが生じます。
ここでは労働形態として、正社員、派遣、フリーランスについてご紹介します。
●正社員
正社員は勤務先の企業(事務所)と雇用契約を結ぶ労働形態です。
契約期間に定めがなく、労働法の適用があるため、労働時間は原則として1日あたり8時間です。報酬は主に月給制ないし年俸制で、安定に収入を得ることができます。
●派遣社員
派遣社員は、派遣会社と雇用契約を結び、派遣先で就労する労働形態です。
契約期間等の労働条件は派遣元企業によって違いがありますが、報酬は時給制のところが多いとされています。労働時間は原則として1日あたり8時間です。
●フリーランス
フリーランスは、一般的に、企業や団体等に所属せず、仕事に応じて自由に契約する者を意味します。
フリーランスは業務の依頼を受けて創作活動を行うため、労働法は適用されず、契約の性質によって、請負契約や(準)委任契約、あるいは複合的な契約形態の規律が及びます。そのため、契約期間や稼働時間、報酬の方法等は基本的に契約内容によることになります。
銀座パートナーズ法律事務所は、契約書の作成や労務相談など、クリエイターの労働環境をめぐるご相談に広く承っています。お困りの際は当職までご相談下さい。